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・・・って、インスリンで、おなかいっぱいなんですけど・・・

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ステロイドのはなし♪

2017.05.31

category : お薬手帳♪


ステロイドを発見した人、

大量生産できるようにした人、

実際に患者に投与した人、

この3人の学者が、1950年のノーベル賞を受賞しました。


関節リウマチ患者にステロイドホルモンを飲ませたところ、

痛みで寝たきりであった女性が、翌日には起き上がり、

3日目には歩いて買い物に行けるまでに回復したそうです。


このように、ステロイドは、炎症を迅速かつ強力に抑制します。

1950年から1960年代は、夢の薬とされましたが、

副作用が強く、万能ではないことがわかってきました。

2000年以降、ステロイドは出来る限り使わず、

MTXと生物製剤でコントロールすべき、とされました。

ところが、ここ数年は、発症から、初期に短期間(6ヶ月以内)なら、

積極的に使っても良い、場合によっては、使うべきであるとも言われているそうです。

また、2016年には、ヨーロッパリウマチ学会特別委員会からの見解は、

年単位の長期ステロイド治療が、許容される条件として、

1日5mg程度までなら、多くの患者で、効果が副作用を上回るとされています。

ただし、体重50kgの日本人が、プレドニン5mgを毎日、数年以上のみ続けると、

皮膚が薄くなったり、骨粗鬆症になりやすかったりなど、

リスクが無視できません。

プレドニンを毎日2~3mg程度であれば、

あまり副作用は気にならないのではないかということでした。


ステロイドの副作用は、山ほど書いてありますが、

少量ステロイドと、大量ステロイドの副作用を、

分けて考える必要があります。

精神症状や、大腿骨骨頭壊死など、少量ステロイドでは出てこない副作用には、

心配不要です。


少量長期ステロイドの副作用は、

骨粗鬆症、組織脆弱性、白内障、動脈硬化促進などがあり、

患者によっては、糖尿病・高血圧・不眠・感染症などもみられます。


ここでまた、クイズです。

今度は、ステロイドクイズが3問。


1)ステロイドを、朝2mg・夜2mgのんでいる人が、朝のみ忘れたときどうする?

→夜に4mgのむのが正解。

 ステロイドは、1日量が重要なので、その日のうちに、1日量をのむ。


2)ステロイドを1日5mgのんでいる人が、インフルエンザに感染して、熱が39℃あります。

 ステロイドの服用はどうする?

→いつも通り5mg内服する。

 熱があっても、自分の判断でのまないという選択はNGです。


3)ステロイド5mgを朝食後にのんでいる人が、朝忙しくて食事がとれませんでした。

 いつのむ?

→食事をとっていなくてものんでよい。

 多くの薬は、食後服用として処方されますが、

 それは飲み忘れを防ぐためで、本当に食後じゃないといけない薬は、多くありません。

 ステロイドも、食事の時間と関係なくのんで大丈夫です。



531♪



先日のリウマチ医療講演会では、

講演の後、参加者からの質問コーナーがありました。

多くの質問が寄せられたため、当初の予定より30分延長して、

ひとつひとつに回答がありました。


以下、箇条書きです。

・関節リウマチの治療では、ステロイドを減らす方向に。

・間質性肺炎などでは、ステロイドはマスト。

・薬剤による間質性肺炎は、中程度量以上のステロイド投与で治る。

・リウマチ由来の間質性肺炎は、ずっと治療が必要になる。

・青汁などで、リウマトレックスの効果が減少する場合があるので、

 服用翌日までは、青汁は控える。

・関節リウマチの、治療の目標は、CRPや血沈などの数値正常化ではなく、

 関節の炎症を抑えることである。

・リウマトレックスとエンブレルは、腎臓への副作用はない。

・リマチルやシオゾール使用中に尿たんぱくが出たら、即投与中止。

・ステロイドは、がんを悪化させない。

・定期的に血液検査を受けていても、早期がんを発見することはできない。

 年1回は、人間ドックを受けましょう。



膠原病系の講演会に参加したのは、

今回が初めてです。

ネットでも、そこそこ情報を集められますが、

最先端の医療に携わる専門医の話がじっくり聴けて、

とっても勉強になりました♪



関連記事

コメント

お勉強♪

すご〜い!
ありがとうございます。とても詳しく勉強になりました。
よく毛嫌いしてる人いるけど、「使わない」時代があったり、歴史の変遷があるんですね。納得。

その時代にステロイドの説明を聞いた人は、そのままの印象だったってことなんですね。
医師免許とってそのままの知識でやってるほとんどのお医者さんは、患者のほうが最新情報知ってたりしますし..。

思ったんですけど、病気になると、その症状に苛まれるだけでなく、こういう難しい説明を読んで間違えないように注意深く生活しなくちゃならないコトも、めんどくさくてイヤですねー。
(^へ^;)

2017.06.02  カッパ  編集

カッパさんへ♪

>ありがとうございます。とても詳しく勉強になりました。

どういたしまして。
私も、こうやって書くことで、頭の中を整理できてるし、後日ふりかえることも出来ますし♪

>その時代にステロイドの説明を聞いた人は、そのままの印象だったってことなんですね。

ステロイドも色んな使い方があって、良し悪しは、簡単に決められないと思います。
副作用が怖いから、というだけで使わないと、逆に損する場合もあるかと。

>こういう難しい説明を読んで間違えないように注意深く生活しなくちゃならない

確かにめんどうですね。
ただ、そのおかげで、今まで知らなかった情報を得ることも出来ますけどね♪

2017.06.02  SP♪  編集

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プロフィール

SP♪

Author:SP♪
2009年10月 緩徐進行型1型糖尿病 (SPIDDM)と診断されました。
同年冬より手足の血行障害が現れ、レイノー症状と診断されました。
また、2015年11月、仙腸関節炎左右ともgrade2となり、強直性脊椎炎の診断が確定しました。

次男は、10年以上前の交通事故の後遺症(高次脳機能障害・難治性てんかん)があり、精神障害者保険福祉手帳を取得しています。
私も、障害者福祉について、少しずつ、勉強していきたいと思います。


検査結果報告書♪
〔2009年9月〕
 HbA1c・・・8.9
〔2010年4月〕
 HbA1c・・・6.1
 βグロブリン・・・11.9
 抗核抗体(ANA)・・・80
 CK・・・229
〔2010年8月〕
  HbA1c・・・6.1
  CK・・・198
 抗核抗体(ANA)・・・80
〔2010年10月〕
 CK・・・229
 補体価CH50・・・51.2
 抗核抗体(FA)・・80
 Homogeneous(均質型)・・80
 Speckled(斑紋型)・・80
〔2011年1月〕
 HbA1c・・・6.0
 CK・・・228
〔2011年7月〕
 HbA1c・・・5.8
 CK・・・221
〔2011年10月〕
 HbA1c・・・6.4
〔2011年11月〕
 HbA1c・・・6.8
〔2012年3月〕
 HbA1c・・・5.6
ここまでのHbA1cは、JDS値♪
2012年4月以降は、
国際標準値(NGSP♪)表記です。
〔2012年4月〕
 HbA1c・・・6.4
〔2012年6月〕
 HbA1c・・・6.0

☆詳細は、カテゴリの
「検査結果報告書♪」に☆
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